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2010年12月 2日

睡眠時無呼吸症候群は生活習慣病を招く

「がー・・・」「ごー・・・」
夜中に聞こえてくる大きな"いびき"。当の本人は気がつきませんが、一緒に寝ている人にとっては安眠を妨害され、とても迷惑に感じます。

いびきは"大きな音"がするだけでなく、睡眠中に呼吸が停止する睡眠時無呼吸症候群や重度の合併症を引き起こす危険性さえあります。

この睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に10秒以上の無呼吸状態を、1晩で5回以上繰り返す病気で、いびきの原因の一つにあげられています。頻繁に続くと熟睡できず、目覚めたときの頭痛や日中の眠気などを感じることがあります。

さらに高血圧、心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病を合併していることもあり、一歩間違えば、生命に影響を及ぼすことさえあります。早期の専門医師による受診、検査をおすすめします。

口腔内装置
睡眠時無呼吸症候群やいびきの治療は、医科との連携が原則で歯科においての治療は口腔内装置を装着し、呼吸を阻害する要因を排除する事を行います。

この口腔内装置には2タイプあり、
一つは比較的シンプルな構造の一体型で保険が適用できます。
もう一方が分離型で効果は高いとされていますが自費(157,500円)扱いです。
当医院では分離型の場合、ソムノデントと言う装置を使用しています。

歯ぎしりが顎関節症の原因になる

夜、寝ているときに聞こえてくる音で、もう一つ気になるのが"歯ぎしり"です。
一般的に歯ぎしりというと、歯がこすれる「キリキリ」という音だけと思われがちですが、グライディング・クレンチング・タッピングといったタイプがあります。

歯ぎしりが長い間続くと、歯がすり減るため噛み合せが狂ったり、あごの関節に負担がかかったりし、顎関節症を引き起こすことがあります。

歯ぎしりが気になる方は、できるだけ早目めの治療をおすすめします。

<歯ぎしりの種類>
・グライディング → 一般的な歯ぎしりでキリキリ音がする
・クレンチング  → 歯を強くかみ締めたり喰いしばったりする(音はしない)
・タッピング   → 歯を素早くカチカチ鳴らす

口腔内装置で歯やあごの負担を軽減する

マウスガード
マウスガード
スポーツをするとき、歯を噛みしめたときにかかる奥歯の負担を、できるだけ軽くするために装着する装置です。自費となりますが形態により費用が異なります。


ナイトガード
ナイトガード
夜、寝ている間に装着するマウスピースです。
歯ぎしりは夜眠っている間、いわば"無意識"の状態のときに起きます。しかし意識的にコントロールすることが難しく、歯やあごの関節にも大きな負担がかかってしまいます。ナイトガードを装着することで強い歯ぎしりで歯が欠けたり、あごの関節に強い力が加わったりしないように防いでくれます。費用は保険が適用できます。

正しい噛み合せが顎関節症を予防する

正しい噛み合せが顎関節症を予防する

「口を大きく開けようとするとあごの関節がこわ張って開かない」「口を開閉するときにカクカク音がする」

このような症状は、あごに関するトラブルでよく聞く悩みです。これは"顎関節症"といって、あごの関節に起こる障害です。

その症状には、あごの関節や筋肉が痛む、食べ物を上手く噛みくだくことができない、あごが痛いなど。重症になると口を開けるだけで痛むので、患者さんにとってはかなり辛い状態といえます。

原因には噛み合わせによるものと、姿勢・生活習慣・外傷・歯ぎしり・食いしばりなどによるものとがあります。しかし必ずしも一つの原因とは限らず、いくつかの要因が複合したものなど、一概には断定できません。

たとえば噛み合わせが悪いために姿勢が悪くなり、局部的な痛みやだるさ、開閉などの運動障害を引き起こすこともあります。また、この逆もあり"全身と歯の噛み合せ"は密接に関わっているのです。

噛み合せが原因の場合は、矯正治療や補綴処置(被せものや義歯等)で改善しますが、それ以外の場合は専門医での治療が必要となることもあります。当医院では専門医の紹介も含め、ご相談に応じていますので、あごの状態でお悩みの方は、一度ご相談ください。

<顎関節症の症状>
顎関節症
・あごの開閉時におこるカクカク音(クリック音)
・あごの運動障害(咀嚼がスムーズに出来ない)
・咀嚼時にあごの痛みを伴う
・あごがだるい
・あごが痛い
・口が大きく開けられない
・噛み合せたときに違和感がある
・頭痛・肩こりなど全身の痛み
・耳鳴り・めまい・難聴
・歯の痛み
など。

歯周病を知ることが歯周病治療の第一歩

歯周病を知ることが歯周病治療の第一歩

歯周病は歯の周りを支えている組織が少しずつ破壊されていく病気です。虫歯のように強い痛みを伴うことは少なく、じわじわと進行していきます。そのため気がついたときにはかなり進行していて、手遅れの状態になっていることもあります。

原因の一つは歯周病菌です。歯周病菌が歯と歯肉の間にある歯周ポケットの中に侵入し、歯石や歯垢(プラークが)溜まると、歯肉の腫れや炎症を引き起こし、徐々に歯の骨を溶かしていきます。(またもう一つの要因として咬合性外傷があります。)そして最後には歯が抜け落ちてしまうのです。歯周病が恐ろしいといわれる理由はここにあります。

治療を始める前に、最初に「歯周病とはどんな病気なのか」を知っていただき、ご自身の歯の状態を認識していただきます。その後、治療に入ります。まずお口の中の衛生状態を改善した後、歯周組織の状態や生活環境等を考慮して進めて行きます。

当院では麻酔を使い徹底した歯のクリーニング、状況によっては内服薬を使い、歯周病菌を根絶します。また噛み合わせに問題が有れば同時に治療していきます。

歯周病は放置しておくと歯だけではなく、心内膜炎、敗血症など全身に深刻な影響を与えることが判ってきています。歯周病の予防と治療後の再発防止のためにも、定期的健診を忘れずに受けることをおすすめします。

内服薬を使って歯周病を治療する

内服薬を使って歯周病を治療する歯周病の新しい治療方法として、『歯周内科』が注目されています。

従来の歯周病治療では、感染源となる歯周病菌を取り除き、口腔内のプラークコントロールが中心でした。

しかし100%歯周病菌を取り除くことは難しく、その後の再発といった問題もあります。そこで内科のように薬を服用し、体内から歯周病菌を殺してしまおうというのが歯周内科です。

この治療は歯科医の処方に従い薬をきちんと服用することで、歯肉の腫れや炎症を鎮めてくれます。従来の治療では抜歯するしかなかった重症例でも、歯を保存できるケースが増えてきました。

とはいえ、薬だけに頼っているわけではありません。歯周内科はあくまでも従来の治療効果を高めるための手段にすぎません。

当院では従来の歯周病治療と内服薬、そして口腔内を殺菌する洗浄剤を併用することで、優れた治療効果をあげて来ています。

歯周病の進行と治療方法

軽度歯周病
軽度歯周病
歯と歯肉の間の歯周ポケットに歯石やプラーク(歯垢)がたまり、細菌の繁殖により歯肉に炎症が起き、歯肉の腫れや出血などを伴います。この段階であればブラッシングや数回の歯のクリーニングで回復できます。


中等度歯周病
中等度歯周病
口臭や出血がひどく、歯石の付着が目立ち、歯肉に炎症を起こしているのが確認できます。徐々に骨が後退しはじめ、歯周ポケットが深くなり、歯もぐらついてきます。この段階での治療は、歯の表面に沿って歯肉溝の奥に付着した歯石を取っていきます。


重度歯周病
重度歯周病
状態は悪化し、歯肉は化膿して真っ赤に腫れています。骨の破壊と歯肉の後退がみられ、歯が大きくぐらつきます。一般の歯周病治療では治療困難な場合は歯周外科での対応になります。それでも治療が不可能な場合は抜歯となります。

患者さんの顔に合った矯正治療を目指しています

患者さんの顔に合った矯正治療を目指しています

矯正治療を考えるとき、一番心配するのは「歯を抜くのか抜かないのか」という問題かと思います。最近では非抜歯矯正も増えてきましたので、患者さんも慎重になっています。

しかし、あまり「抜く・抜かない」にこだわりすぎては、患者さんにとって適切な矯正治療が行えないことがあります。
もちろん、私もできる限り歯を抜かない矯正を心がけています。

折りにふれ、矯正治療の本来の目的に立ち返るのですが、いつも思うことは「患者さんの顔に合った噛み合わせを作ることで、良い治療結果が生まれるのでは?」ということです。
歯を抜かなかったために顔の輪郭が不自然になり印象が悪くなってしまっては、いくら歯ならびがきれいになっても、よい治療とはいえません。

そう考えると、患者さんの顔に合った矯正治療を行うには、どうしても歯を抜かなければならないときもあります。もちろん患者さんに説明した上で、判断していただきます。

当院が目標としているのは患者さんに合った歯並び・噛み合せです。常に矯正知識を深め、技術レベルを磨きながら、よりよい矯正治療を目指しています。

治療期間は早くて2年・通院は1か月に1度

治療期間は早くて2年・通院は1か月に1度「スピード矯正はできますか?」「できるだけ早く終わらせたいんです」

このように、早く矯正治療を終えたいという声をよくお聞きします。

しかし、歯を動かすには適切な時間と期間が必要です。そのため、スピード矯正のような早すぎる矯正治療はかえって歯に負担を与えてしまうので、あまりおすすめしていません。

当院での治療期間は若い方で2年、年配の方や複雑な症例の場合3年を目標にしています。その間は、1か月に一度通院していただき、ワイヤーなどの調整を行っていきます。

歯の動き方や通院ペースにより、若干の差はありますが、早い人で2年以内に矯正装置を外せる場合もあります。その後は、リテーナー(保定装置)を使い、歯をしっかり固定させ(保定期間)、約1年程度で治療が終わります。

強い痛みには鎮痛剤で緩和する

強い痛みには鎮痛剤で緩和する 矯正治療時の痛みについての訴えを聞くことがあります。

一般的にいえることですが、歯はゆっくりと動かしていった方が痛みは軽く、あまり急激に動かしてしまうと痛みは強くなります
しかし歯を動かすためには、ある程度の"適切な力"が必要です。つまり、ワイヤーの力が弱過ぎても強すぎても動かないのです。そのため患者さんが感じる痛みの強弱こそあれ、どうしても痛みは避けられないのです。

最近では装置の改良で痛みを訴える患者さんは減っています。しかし、中には「痛くてスープしか飲めない」という方もいらっしゃいます。そのような方でも、2~3日で治まりますので安心してください。
それでも「どうしても痛みが気になる」という方には、治療後に鎮痛剤をお出ししています

痛みに敏感な方は遠慮なくおっしゃってください。

目立たない矯正装置

当院では目立たない矯正装置を使っています。種類も豊富でセラミック・ブラケットからマウスピース矯正まで用意しており、患者さんのご要望に合わせてお選びいただけます。

どの矯正装置を選ぶかは、それぞれの装置のメリット・デメリットなどを正しくお伝えした上で、最終的に患者さんのご判断にお任せすることを基本としています。

ただし、歯の状態や判断に迷われている場合は、こちらから適切な治療方法をおすすめする場合もあります。

マウスピース矯正
マウスピース矯正
マウスピースを応用した装置で透明か半透明で、「アソアライナー」・「ESSIX」・「インビザライン」等があります。患者さんの歯の状態によっては、クリアブラケットと併用し、ブラケット装着期間を短くすることもできます。

当院では自院でアライナーを製作していますので、歯の形に合わせた細かな調整ができ、より矯正効果の高い装置を提供しています。

クリアブラケット、ホワイトワイヤー
クリアブラケット、ホワイトワイヤー
当医院では前歯部の矯正装置には「クリアブラケット」を使用しています。透明ですのであまり目立ちません。またご希望により前歯以外にもクリアブラケットやホワイトワイヤーを使用することもできますので、見た目を気にされる方はご相談ください。

治療の流れ

初診相談
患者さんの症状と治療の概要についてご説明いたします。
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検査
レントゲン撮影をし、口の中や顔の写真撮影、歯型・噛み合わせの検査、虫歯・歯周疾患・顎関節の検査を行います。その後、模型などを使って今後の治療方法などの概要を説明いたします。
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診断
検査結果をもとに必要な治療を説明します。患者さん自身で治療方法を選択・決定していただき、それをもとに治療計画を立てます。
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矯正開始
矯正装置を取り付け、3~4週間に一度、調整を行います。治療期間は約2~3年が目安です。
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保定期間
保定装置(リテーナー)を装着し、歯を固定させます。

症例

出っ歯 (上顎前突/じょうがくぜんとつ)
出っ歯
「出っ歯」ともいわれ、前歯が飛び出している状態です。


受け口 (反対咬合、下顎前突/はんたいこうごう、かがくぜんとつ)
受け口
下の歯が前歯より手前に出ている状態で、上下の歯の噛み合せが逆になっています。


歯が噛み合わない (開咬/かいこう)
口を閉じたときに完全に歯が咬み合わず、半開きの状態になってしまいます。


歯並びがデコボコ (叢生/そうせい)
歯並びがデコボコ
八重歯などデコボコになり歯列に収まっていない状態です。


噛み合せが深い(過蓋咬合/かがいこうごう)
噛み合せたときに下の歯が隠れてしまうほど噛み合せが深い状態です。


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